ユニットバスとは?




Q.ユニットバスとは?


A.まずは、ユニットバスの定義について見ていきましょう。
ユニットバスは、あらかじめ浴室の壁・床・天井・浴槽といったパーツがセットで製造されており、それらを施工現場で組み立てる浴室を指します。
つまり、壁・天井・床・浴槽が一体化している浴室です。ユニットバスのパーツは、すべて規格品となります。
ユニットバスからユニットバスへのリフォームはもちろん、自由な設計で作られた在来工法からユニットバスへのリフォームも可能で、いずれも分解したパーツを浴室へ搬入して組み立てることとなります。

 

◎ユニットバスとシステムバスは同じ意味
ユニットバスとシステムバスは別物、と考えている方もいるのではないでしょうか。
しかし、ユニットバスとシステムバスは、ほとんど同じ物として扱われています。

ユニットバスは浴槽のサイズや機能のオプションなどを選ぶことができるため、システムバスとも呼ばれているのです。

 

ユニットバスには、「1点ユニットバス」「2点ユニットバス」「3点ユニットバス」の3種類があります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。

 

⦅ 1点ユニットバス ⦆
1点ユニットバスは、浴室だけが独立しているタイプのユニットバスです。浴槽と洗い場のみで構成されており、さまざまなメーカーが取り扱っています。

⦅ 2点ユニットバス ⦆
2点ユニットバスとは、浴室内に洗面台もあるタイプのユニットバスです。壁・天井・床・浴槽が一体化している空間に、洗面台も収まっています。2点ユニットバスのメリットとしては、掃除のしやすさが挙げられます。浴室も洗面台も、シャワーを使って一気に洗えるため手間がかかりません

⦅ 3点ユニットバス ⦆
 3点ユニットバスは、浴室内に洗面台とトイレが収まっているタイプのユニットバスです。ホテルや賃貸物件でもよく見かけるユニットバスが、このタイプになります。3点ユニットバスは、浴槽・洗面台・トイレをまとめて掃除することができるため、効率的であるというメリットがあります。その一方で、誰かといっしょに暮らす場合や来客時には、浴槽とトイレが同じ空間にあるため、誰か一人しか使うことができないというデメリットもあります。また、ユニットバスは湿気がこもりやすいため、シャワーカーテンを使っていてもトイレットペーパーが湿ってしまうこともあります。