物流の2024年問題



埼玉県議会6月定例会の一般質問が、6月23日から行われました。15人の議員が質疑・質問を行い、活発な議論が行われたようです。

 

■産業
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●物流の2024年問題(※)

Q、来年4月、トラック運転手の時間外労働の上限が年間960時間に規制される。物流業界の人材確保は最重要課題。人材確保や運賃・料金の適切な価格転換を求める取り組み、配達員の負担軽減につながる取り組みの県民への呼び掛けも必要と考えるが見解を伺う。

 

A、人材確保のため、助成金による支援や面接会によるマッチングを行っている。一方、少ない人員でも対応できるようデジタル技術を活用した業務の効率化も支援している。また、標準的な運賃の届出率向上や受注者の価格交渉を支援。さらに、置き配などの取り組みを周知していく。

 

※働き方改革関連法によりドライバーの労働時間に上限が課されることで生じる問題のこと。具体的には、ドライバーの時間外労働が年間960時間に制限されることで、一人当たりの走行距離が短くなり、長距離でモノが運べなくなると懸念されている。さらに、物流・運送業界の売上減少、トラックドライバーの収入の減少なども考えられる。