一人暮らしの物件)50㎡未満 VS 50㎡以上



 

シングルの人の住宅購入で選びがちなワンルームや1DKマンション。でも買うときは、各種の税制の優遇を受けられる、少し広めの“登記簿面積で50㎡以上”の物件が断然有利。恩恵を列記していくと、原則10年にわたって税金の還付がある「住宅ローン控除」が受けられる。取得時に1回だけ払う「不動産取得税」(固定資産税評価額1000万円の物件の場合30万円程度かかる)も、床面積が50㎡以上であれば、建物部分の税金が最大ゼロになる。毎年かかる「固定資産税」には、床面積で50㎡以上280㎡以下の一定の物件なら、新築マンションで5年間、一戸建てなら3年間、建物部分について2分の1になる軽減措置がある。住宅取得のための資金の贈与が3500万円まで無税にできる「相続時精算課税制度」も50㎡以上の物件が対象だ。

 

ちなみにマンションの登記簿面積は、壁の内側から測った面積。ところが広告は壁の中心から測った面積。つまり、登記簿面積で50㎡以上ということは、広告記載面積で56㎡前後は最低限必要に。わずかな違いで大きな恩恵を逃さないように注意!