■場所と部屋の条件を考える
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部屋探しは、「どこ」に住むか、「どんな」部屋に住みたいかを考えるところから始めます。まずは、場所から。「おしゃれな町に住みたい」気持ちをぐっとこらえて、アクセス優先か、低家賃重視かを決めましょう。これにより住むエリアが変わります。アクセスは、「片道30~40分」くらいまでが、通学や通勤でも疲れませんが、都心になると家賃は高くなります。収入の3分の1を目安に家賃相場を調べましょう。
見落としがちなのが、「防犯」と「防災」です。必ず、警察が提示する犯罪マップや、国土交通省が運営する「ハザードマップポータルサイト」で確認します。次に、「どんな部屋に住みたいか」を考えます。希望を書き出し、優先順位を決めましょう。内見などをして部屋選びに迷ったとき、「譲れないこと」と「妥協できること」がわかっていると、決めやすくなります。ポイントは、「どんな暮らしをするか」を具体的にイメージすること。週末も部屋にいないことが多いか、リモートなどで家にいる時間が長いかによって、暮らしかたが変わります。考えておくべきなのは日当たり。一般的に南東向きの部屋がよいといわれますが、ほとんど家にいなければ向きは気になりません。「バス・トイレが別タイプ」は、一体型のユニットバスより家賃が高めですが、ゆっくりお風呂に入りたい人にとっては、譲れない条件です。広い部屋か、部屋は狭くてもバス・トイレは独立タイプか、究極はどちらを優先するのかを考えておきましょう。