平方地区のいいトコ!



 

上尾市はことしの7月15日㈯に市制施行65周年を迎えます。昭和30年1月1日に上尾町、平方町、原市町、大石村、上平村、大谷村の3町3村が合併して上尾町になり、その3年後の昭和33年7月15日の市制施行で上尾市が誕生しました。市制施行65周年を迎えるにあたり、わが街の魅力を地区ごとに紹介します♪今回は「平方地区」です!

 

 

■平方地区
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平方地区(旧平方町)は、上尾市の南西部に位置し、荒川が流れ、県道川越上尾線が走っています。明治22年の町村制施行に伴い、平方村・上野村・上野本郷村・平方領領家村・西貝塚村が合併して平方村となり、昭和3年に平方町となりました。三又沼ビオトープなど、河川や湿地などの水辺から河畔林、台地の斜面林などの陸域への連続性が確保されており、多様で豊かな自然が残されています。

 

 

■地名の由来
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地名の由来は、荒川沿岸の平坦なところという説や、「ヒラ」という言葉に坂や傾斜地、がけの意味があることからそのような意味ではないかという説があります。

 

 

■いいトコ①:平方の奇祭 どろいんきょ
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7月の「海の日」の前の日曜日に平方上宿の八枝神社を中心として行われている夏祭り(祇園祭)です。どろいんきょとは、いんきょ神輿と呼ばれる装飾のない白木の神輿を、あらかじめ水をまいておいた神酒所の庭で転がすことをいいます。いんきょ神輿も転がす若い衆も泥だらけになりながら行うこの祭りは、平成23年3月18日に県指定無形民俗文化財に指定されました。

 

 

■いいトコ②:みんな大好き 上尾丸山公園
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野鳥などのさまざまな生き物が集う大池や、水遊びを楽しめるせせらぎなどが広がる地域本来の自然再生を進める総合公園です。3月には満開の桜を、6月には約50種1万株のハナショウブを楽しむことができます。木製遊具に代わる新しい遊具が3月に完成予定です。公園内には、天体観測や自然体験・学習の企画が楽しめる自然学習館、コツメカワウソをはじめとする動物と会える小動物コーナーなどもあり、1日中楽しめます。

 

 

■いいトコ③:健康プラザわくわくランド
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併設されたごみ処理施設の熱を利用した多彩な温水プール、風呂、サウナに加え、トレーニングルーム、キッズスペースがあり、家族で楽しめる施設です。

 

 

■古くから住まわれた土地
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遠い昔、上尾市には海がありました。その名残は「西貝塚」という地名に残っていて、西貝塚の薬師耕地前遺跡や稲荷台遺跡などから、縄文時代の貝塚が確認されました。その他、縄文~古墳時代の住居跡や石器、鉄器なども発掘されています。また、平方は江戸~明治時代に関東の船運を担う荒川の河岸場でにぎわいました。市内だけでなく旧大宮・岩槻市域の物資も平方河岸から江戸に送られていました。そして「平方の渡し」は、明治16年に開平橋ができるまで上尾と川越をつなぐ渡船場として大切な役割を果たしました。