🔳2つの用途にまたがる敷地
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敷地が、2つの用途にまたがっている場合は、まず面積が大きい方が、その敷地の用途地域となります。また、建蔽率・容積率に関しましては、それぞれの用途地域の建てられる規模を算出し、合計したものがその敷地に建てられる大きさとなります。用途地域の境界ラインは、各市町村の役所の都市計画課にそのラインを知ることもできます。また、第一種低層住居専用地域の規制や条例等もありますので正確な内容は、各自治体の建築指導課にて確認する必要があります。基本的な按分は、下記の図を参照してみて下さい。

 

 

建蔽率 :(80坪 × 60% / 100坪)+(20坪
     × 80% / 100坪)= 64%

容積率 :(80坪 × 200% / 100坪)+(20
     坪 × 400% / 100坪)= 240%

 

 

 

🔳敷地の種類(形状)
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▼単独敷地

 

▼複数(2~4)分譲敷地

 

▼大型分譲敷地

 

 

 

🔳敷地別ののメリット・デメリット
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単独敷地

▼メリット

・建物が建っていた場合が多く新築建築の際引込み費用がかからない

・建築条件が付いていないケースが多いので好きな住宅メーカーを選べる

・個人の方が売主の場合が多いので販売価格が適正である

・広さや方位、日当たりなど、自分たちの理想の物件を見つけられる

 

▼デメリット

・昔から住んでいる近隣住人との人間関係の構築

・インフラが整備されていない場合は別途で費用がかかる

・境界や越境、私道など注意を払う箇所がある

 

 

複数(2~4)分譲敷地

▼メリット

・水道、下水などインフラが整っている場合が多くイレギュラーな費用がかからない

・敷地の境界がはっきりしている

・小規模分譲地のため親しみやすいコミュニティがつくりやすい

・生活の利便性が高いエリアが多い

 

▼デメリット

・数区画の分譲地は建築条件が付いていることが多い

・インフラ整備代が販売価格に含まれている

・分譲地にする地域は駅から離れているところが多い

 

 

大型分譲敷地

▼メリット

・新規造成の為、街並みが大変綺麗で住環境が良好

・分譲地内は、新築住宅しか建たない

・新築にこれから入居する方がお若い家族世帯が多い

・新規設備・開発道路が、整っている事が多い

・分譲地自体が一つの町のようになっている

・残り少なくなってくると価格が安値になることが多い

 

▼デメリット

・造成費用が売買価格に反映している

・道路開発がある現場は、その費用が売買価格に反映している

・不動産業者・建築業者の利益等が売買価格に反映している

・価格の変化が軒並み早い(新規分譲時購入者デメリット)

・見栄えが綺麗なことから良い区画だけお客様同士の競争率が高い

・販売価格を抑えるため坪数を小さくしている場合もある